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入庫したときは 普通のメキシコビートルでした。
車高 ノーマル
色 黒
血液型・・・B型 ・・・
製作者・・・B型 ・・
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作業内容は・・・「こんな車にして下さい」ってワーゲン雑誌を持ってきた。昔で言う「化けろく」を作るって事。今も言うか(笑 6Vルック
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まず問題になったのがクーラーのコンプレッサーとリアフードの干渉の問題。
低年式でクーラー装着車の多くはリアフードをすこし開け、干渉を防いでいる・・・
それだけは避けて欲しいとオーナー様よりの願い・・・
そこでまず考えたのが
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compu-fireフルエレクトロニックイグニッションシステム
なんでこれにたどり着いたか?って質問に答えるのなら、「デスビのキャップが無くなるから」って単純発想。
ディスビのキャップが無くなれば、その分コンプレッサーを右に傾けられ、リアフードとの干渉が避けられると考えた。
今考えると、この考えが納車を長引かせるキッカケと成った
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インジェクション相手にアナログなオイラがどこまで戦えるか・・・・
計算上では勝てるつもりだった・・・・
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メキシコビートルのディスビ内にあるピックアップセンサーから「compu-fireフルエレクトロニックイグニッションシステム」に入る点火信号をとれば良いと考えた。
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工場内のディスビを集め改造が始まる。
メキシコビートルの場合、進角はコンピューター制御だが、メキシコ以外はディスビ内で進角させている。
バキューム式か重りで進角させるかの差はあるものの、「メキシコビートルのコンピューター」「メキシコビートルのディスビ内に着くピックアップセンサー」さらに「compu-fireフルエレクトロニックイグニッションシステム」と「このシステムを成立させるためのアナログの進角機構」を同時に成立させる事が必要だった。
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ここで造ったのが、高年式のディスビをベースに中身にピックアップセンサーと進角機能を融合させたディスビを造ったの(汗
調べては実行、実行しては失敗の連続の日々が続いた2007年3月。
なんとかエンジンは回るようになった。
そんな一方では・・・・・
エンジンの問題と同時に気分転換も含め ボディーの改造も同時に進めだした。
フロント リアエプロンの交換
フロント リア フード交換
フェンダー4枚の交換
給油口のフタを埋める
リアサイドガラスの後ろの三日月の凹みを埋める
モールの位置をすこし上げる
旧アンテナ跡の埋め
昼間はボディーワークに集中
夜はエンジンに
同時に受けている他の仕事も進めながらあっという間に4月・・・・
エンジンフード閉まるんです
自走可能なんです
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適当に付けられたアンテナの穴の処理、要らなくなったウィンカー跡の穴埋め・・・
一通り手を入れた後、ボディーワーク専門のお仲間の工場に車を移動させ、ペイント終了までしばしお別れ・・・
の・・予定だった・・・・
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とりあえずかき集めた外装は社外のフェンダー4枚 フロントフード 純正リアフード、それに各エプロンは社外の物
合わない・・・当たり前だが合わなさ過ぎる。
プロのボディーワーク集団に任せればどうにかなるかと思ったのがオイラの間違い。。。。
結局純正を探す事に・・・
直ぐに物が見つかるわけも無く、かなりの時間がココでも消費された。
4月末、純正フェンダー4枚、純正Fフード、その他気になっていた外装部品がすべて揃った。
よっしゃ~と言いながら、外装の急ピッチな追い上げが始まる
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純正だからといっても程度の良し悪しは別のお話。
すぐに剥離作業が始まり、ハンマーの音が工場内に響き渡る・・・
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各フェンダーの合わせ、フロントフェンダーの閉まり具合、ダブルバンパーとの合わせ リアフードも
それから数ヵ月後、シルバーレストに戻ってきたメキビー
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完璧です。真っ黒 ピカピカ チュルッチュルのトロッツトロです。
表面が水面のように思えます。触ると波紋が広がりそうな感じ・・・
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ココからは何も考えずに!集めた部品を!取り付けて!いけば!良い!だけの予定だった・・・
この時点で 8月末。 一番暑い夏の真っ最中でした。
ガラスのハメ込みから始め、内装、外装へ。
各お仲間に出していた小パーツが再び工場に集まりだす
三角窓の枠はすべてを分解し磨き屋へ、細かいメッキ部品は再メッキを、内装のシート、内張り、フロアーカーペットもフルオーダーでシート加工屋に預けていました。
再結集しました。
とココで 今回のもう一つの大きなお遊び「パワーウィンドウ」と「リモコン式集中ドアロック」の取り付けに入る。
夏の間、要らないドアを使ったシュミレーション済み
基本的にはパワーウィンドウと集中ドアロックの仕組みは汎用品を使った。
拘りたかったのは、完成時にスイッチ以外はすべてオリジナルの状態にすること。
ドアロックの動きもパワーウィンドウの動きも現国産車と同じスムーズさにすること。
これはモノ造りのお仲間との共同作業になった。
で、出来上がった写真がこれ
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スイッチが後付けされた以外は何も変化なし。
運転席から助手席の窓が開け閉めでき、運転席の窓はワンタッチで開閉が可能としました。
この時期からでしょうかね~・・・オーナー様から納期の話でメール、電話が多くなったのは・・・(笑
そしてもう一つの大問題が発生したのもこの時期でした。
その問題とは・・・
エンジン・・・
不動
アイドリングもせず
スタートもしない
そして、オーナー様からの納期の連絡
2007年初めから数ヶ月悩んで完成かと思っていたエンジンが不動なんです。フ・ド・ウ。
自分でも認めることが出来ず、あの「compu-fireフルエレクトロニックイグニッションシステム」を諦めるのに長い時間が必要でした。
数ヶ月必死になって考えた事を諦められず・・・・
そんな時に限って来るのがオーナーからの連絡
「いい加減にしてくれ」とか「工場変える」とか・・・・
「途方に暮れる」ってのはこういう事言うんだ~って。
どうにも身動きできないんですよ
仕方なくもう一度メキビーのエンジンを元に戻すことに。
手を入れてしまった部品は買いなおし、完全に元に戻すことを決意。
戻ったはずのエンジン、元気に回ったエンジンを見て元気を出そうと考えましたが、イマイチ!なんです。
アイドリング不調だし、吹け上がりも駄目、その内パンパンいいながらエンジン停止。
どうやっても正常になりません
「泣きっ面に蜂」ってのはこういう事言うんだな~って。
やる気なし!も~何にもしたくない、というかできない。
そんな時に限って来るのがオーナーからの連絡(笑
も~居留守しかないよね(笑
自分が交通事故に合った事にしようかとも考えた(笑
ま~そこから部屋にこもって考えたの
2日寝ずに考えたのがこれ
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ちょ~薄型メキビーディスビ!
左がノーマル 右が加工後
さらに低年式のディスビキャップを使えるように改造し、全長で30ミリ弱短くなったディスビを作りました。
簡単な図面を作って、朝一で地元の加工屋へ。すぐその場で製作してもらいましたよ。
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完成したエンジンルーム。 機能はそのまま、単純明快、気がついてしまえば簡単な事だったんだよね~
閉めるためにこれだけ苦労しちゃうオイラ・・・けっこう・・・スキ (笑
そして、今後同じ悩みを持つ方に、簡単に解決策を提供できる事がオイラの達成感を倍増させた。
しか~し!
出来上がったディスビは問題ないのに、エンジンは不調のまま。。。
ありとあらゆる手を尽くし、エンジンが快調に近づいたのは、もうコオロギが鳴いていたころだった気がします。。
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足回りでも問題発生。オーナーが取り付けたいのは5穴のホイール。メキは4穴、しかもフロントはディスクなんです。
低年式のディスクブレーキ等色々考えましたが、フェンダーとのオフセットの関係は譲れない問題。
ディスクにすると外に出るし、そのためにナロービーム加工はリスクが高すぎる。高速での安定感も譲れない。そこで僕がだした結果は「ドラムブレーキ」 精度の悪いディスクキットを組むよりシッカリと整備されたドラムブレーキの方が安全と考えました。
着けたり外したり、お客様を納得させるために乗り比べていただいたりもしましたが、結果は5穴ドラムブレーキで落ち着きました。お客様も納得です。
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その他、オートパワーアンテナも装着しました。これも汎用品を改造して見た目は純正のままに
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汎用品のいい所は基本設計が出来ている為、装着の美しさに専念できるってことです。
しかし、汎用品を「いかにも着けました」って勿体無い付け方をしてる人がいますが、スマートではありません。
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今までの給油口はボディー外に対し、出来上がった車は低年式車同様フロントフード内になりました。
そこでオーナー様の要望もあり、リモコンでロックを解除できるようにしました。
ワイヤーでロックを解除する方式はそのまま残しました。
さらに汎用日のブラックBOXと組み合わせ、
オーナーが車両から離れると、閉め忘れた窓がオートで閉まり、自動でキーロックがかかる仕組みも取り入れました。
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その後 フロントの車高もすこ~しだけ下げ、ピカピカに磨きました。
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途中で変わったマフラー。ツーチィップマフラーって物。
これを装着するのにまた改造。純正で付いてるオイルエレメントが邪魔で一筋縄には行きません。
オイルポンプの容量を下げずにエレメントを移動させる為に、また造りました(笑
やっぱり最後はハンドメイドが勝つ!!(笑
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最後はオイラ自ら試運転。納車の数日前、数時間ほど首都高を・・・何週したかな~
いや~2007年は面白い仕事が出来ました(終わった後からは何とでも言えます)
オーナー様 根気良く待っていただきありがとうございました。

