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ブラジル製バス 配線徹底解剖の巻

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最新のワーゲンバス?ブラジル製のバスにトラブル発生?!

街中で、テレビドラマで、CMで見かけるワーゲンバス。

いつの間にか 「ワーゲン=ビートル」 って感覚が 「ワーゲン=T-2」 って方向に進みつつある今日この頃

67年までのアーリーバスの人気上昇につられ、それ以降に生産されたレイトバスの人気もあがりつつある。

そしてここ数年、ブラジル製のバスも日本で走る姿を見る機会が増えてきた。

ハイルーフ、ドアのプレスラインなど少しドイツ製のレイトバスとは異なるが、ほとんど一緒。
足回りなどもアーリー、レイト時代の融合的な構造になっている。

そんな中、構造の中で一進歩したのが電気系ではないだろうか?

吸っている空気の量でしか判断できないキャブ方式から、吸ってる空気、エンジンの温度までもがコンピューターで制御されている インジェクション方式に変わっている。

そのおかげで配線の量が数倍に

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ちなみにブラジルバスからエンジンを脱着しようとするとこれだけの配線郡になる。
ドイツ製のバスだったら数本なのにね(笑

現代の車両を中心扱う人には普通に見えるのかも

ちなみに

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ブラジルバスのヒューズ周りの配線郡・・・・・・
 
どうでもいい話だが、オイラ的には、今回の仕事とは全く関係ない部分もすべての配線の行方を理解したくなる・・・・

納期が遅れた理由の一つかも・・・・・


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今回のトラブルの原因にもなったセキュリティーはメインコンピュータに入り込んでいる。


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最近の車両には標準装備になりつつあるイモビライザー

ネットで調べると

「キーのIDコードと車両本体内に登録されたIDコードが一致しないとエンジンが始動しない装置をいいます。キーに埋め込まれているトランスポンダ(電子チップ)のIDと車両本体のIDが一致しないと、エンジンを始動させない仕組みの盗難防止装置です。イモビライザーのキーのIDは高度かつ複雑な暗号化技術を使用しているため、複製キーをつくるのは難しく、盗難防止に効果が高いといわれています。」

≪≪≪複雑な暗号化技術?????盗難防止に効果が高いといわれています????≫≫≫

で、今回そのイモビライザーが壊れた!


おいおい! そんなもんが壊れんじゃね~よ!こらぁ~! って感じ。

症状は 一度エンジンがスタートするが、そのご直ぐにエンジンストップ。

音で表現するならば

キュルキュル~ ブル~ン・・・・無音・・・あれあれ? キュルキュル~ブル~ン・・・・・無音・・・

何回でもエンジンはスタートするが、その後エンジンストップ。

30~40年前の車両を中心に扱うオイラが、この症状の原因がイモビライザーと気が付くのにかなりの時間がかかったね(笑

ちょいと車に詳しい人はわかると思うけど、症状的にエンジンスタートした瞬間にイグニッションコイルが作動しなくなるような症状なんですよ。

スタート直後にイグニッションコイルにだけ電気が遮断されちゃう感じ・・・


そして、専門知識のある生産者やディーラーではないと直せないのでは?って感じ。

でもでも・・・よ~く考えると・・・・

 映画『60セカンズ』のニコラス・ケイジ演じる メンフェス・レインズの気分?に

60秒でいかなる車でも盗み出すといわれる伝説のエキスパートのお話ね

俺もついに映画の主人公か????


ま~ニコラス・ケイジにはすこ~し劣るオイラの・・・・


                     顔・・・

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数年前に制作したメキシコビートルにもイモビライザーが装着されていた。

メキシコビートルはメインのコンピューターとは別系統でイモビライザーが組み込まれていて、セキュリティ関係は完全に切り離すことが出来た。

そこでオイラは当初いつもどうり簡単に考えました。

「また今回もブラジルバスからイモビラーザーに関係する機関を取る外してしまえば」・・・と・・・・

しか~し

イモビライザーの配線一本がメインコンピューターに中に入り込んでいたとは・・・・

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いろいろと修理方法を考えたけれど、一番シルバーレストっぽい方法をチョイス!

メキシコビートルのコンピューターを移植!

単純でしょ(笑 

アフターパーツも多々販売されているし、販売されているロムチューンでパワーアップの可能性も広がるしね(笑

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とはいってもコンピューターのレベルはブラジルバスの方が高くなっていて、ただ30本近い配線をさしかえればOK!って訳にはいかないんだよね~

まっそこが今回のお楽しみってところなんだがね。

ということで、今回数日間だけ 以前オイラが悪戦苦闘して作り上げたメキシコビートルを借りることが出来た。

配線図とニラメッコするより 現車を見た方が早いでしょ(笑 


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こいつが ブラジルバスから取り外したコンピューターと周辺の配線

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こいつが メキシコビートルのエンジンルーム内の配線

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メキシコビートルのコンピューター周辺の配線

さらに
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メキシコビートルのヒューズ周辺の配線郡・・・・

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どうでもいいが これは以前僕が引き直した67年式のビートルのヒューズ周辺
配線の量がけた違いだぜ~

工場内には 配線群がむき出しになった ブラジルバスと メキシコビートル・・・・

久々に これ一人でできるかな~って不安になったね(笑

他にも終わらせなければならぬ仕事もあったしね・・・

この不安、緊張が 人間を成長させるんだよね~きっと・・・・なんちゃって


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目の前はこんな感じ・・・・

こういう仕事って、作業を中断するきっかけが難しいのね(笑

だって配線ってどこまでも続いちゃってるから、どこまで理解しても終わんないんだもん・・・・

やるなら一気に進めないとねって事で、他の仕事を一時中断し、この作業に集中したのです・・・・

で、夜中、自分にカメラを向けて定期的に自分を撮ってみた

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結局 食って 飲んで ばっかじゃん! 仕事せ~!

ま~こんな余裕もないと良い仕事はできませ~ん

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ま~ま~ コーヒー飲みながらでも、ジャガリコ食いながらでも、解読した配線、新規で増やした配線から一本一本メキシコビートルのコンピューターに刺していくわけよ!

ちなみに過去の仕事で このコンピューターを4連続で壊したことがある・・・

原因は配線の刺し間違いで・・・・修復不可能に・・・・


 大手ワーゲン部品屋さんで、このコンピューター一つで大手牛丼屋さんの牛丼大盛りが3か月以上食べれる(一日一食)

並盛だったら4か月弱だ・・・・・

簡単に考えて配線一本が 牛丼4~5杯の値段に・・・

しかも配線の接続ミスで 全てが無駄になる可能性も・・・・

ドキドキだ~~~~~

時限爆弾の配線処理してる気分?かな・・・

いや・・こういうのはね、爆発したらしたで仕方ないね・・・って気分で進めないと精神的に辛くなるかも(笑

人生 なるようにしか ならないからね


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意外とスッキリ見えるけど、これが出来上がったブラジルバス用のメキシココンピューター用配線・・・


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最終的には 数十本の配線を一つのカプラーに収めワンタッチで脱着出来るようにも

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フロントの足回り周辺で大きく変わったのは、画像にもある30番と書かれたリレーが追加しました。


コンピューターへの配線処理の他、フューズ周辺の配線、リレーの追加などなど・・・

当初考えていた内容の数倍の時間と手間が必要に・・・

いや~長かったですね、今回の戦いは・・・・

しかし、こうすることによって、イモビライザーの悩みはこの先 心配する事もなくなりました~

 パチパチパチ~

9月上旬、元気になったブラジルバスはオーナ様の元へ帰って行きました

めでたし、めでたし・・・・


2009年10月19日
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